ナンパアドベンチャー

ストリートナンパにおける〝最強″を目指すノンフィクション物語。「ナンパ×ドラゴンボール」でお送りします。

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♯1 修行開始!~ナンパ地蔵を脱出せよ~

2015年6月。



おれは二日に一度は街中に繰り出していた。



有楽町、新宿、六本木、表参道。思いつく限りのナンパに適した街へ、武者修行に出かけていった。

その中で唯一渋谷は避けた。

以前渋谷で声かけたことがあるが、その街の反応の冷たさに即行心が折れてしまった。渋谷は魔都だ。あそこに降り立った子は人間の温かい心を失うようだ・・・

いずれにしても、当時のおれにとって、渋谷は難易度が高すぎたのだ



ひたすら対戦相手を求めて街を彷徨う修行の日々。



修行2




しかし実態は、かなりの時間をいわゆる地蔵に費やしていた。特に一声目のハードルが高い。いろいろと自分の中で言い訳をする。



あの子は急いでいる。。
あの子は機嫌が悪そうだ。。
あの子は気が強そうだ。。
あの子は足が太い。。
あの子は髪が傷んでいる。。
おれは今日体調が良くない。。
おれは今日服装がきまってない。。
お腹が空いたから今度にしょう。。
仕事の電話しなきゃだから終わってからにしよう。。
トイレ行ってからにしよう。。
天気が良くないから今度にしよう。。
寒いから今度にしよう。。



と、とにかく。。次にしよう。。。!



相手の女の子の状態、自分の状態、周辺の状態。あらゆる口実が頭を過っては声掛けしないことを正当化する。

また、いざ声かけようにも人目が気になる。そして、無理された時や冷たい反応を受けた時のマイナスイメージが強烈に躊躇させる。ターゲットを見つけて数百メートル尾行したあげくに声かけを断念することもある。



毎日のようにナンパに繰り出していたが、1~2人声かけて帰ることが多々あった。

膨大な時間を路上地蔵に費やしたあとは決まって一人で飲みに行った。酔っぱらってアルコールの勢いで声かけすることもあるが、めんどくさくなって帰ることのほうが多かった。

ナンパに出ているというより、一人飲みに出かけているというほうが正しい(笑)



成果といえば、ほとんどが連絡先を一方的に渡すブーメラン。気持ちがひけているから、声かけに成功した後はとっとと解散したかった。

会話を成立させて、楽しませて、連れ出しor連絡先を交換する、といったナンパの然るべきの流れを踏めずにいた。当然ながら向こうから連絡が来ることなどほとんどない。



早くもストリートナンパの一つ目の壁にぶち当たっていた。ほとんどのナンパ師が経験し、ナンパ開始初期に訪れる試練=「地蔵」。おれの前にも当然のように立ちはだかる。

ただ幸いなことに、おれは戦闘民族の血が流れているゆえ、一歩も踏み出せないような完全地蔵はしない。

全く声かけられない日もあるが、大概は声が上ずりながらも勇気を振り絞って数人に声をかけては心が折れるの繰り返しだ。

準地蔵と名付ける。



約2か月間、全く成果が出ないまま、不毛なナンパの日々を過ごしていた時、大学時代の盟友クリリンと久々に連絡とって飲みに行くことになった。


くりりん



クリリンとは、かつてはよくつるんで飲み会や出会い系パーティーに出かけていた。若かりし頃の相棒だ。



久しぶりの再会でお互いの近況報告をし合う。彼は今年の初めに勤めていた日系上場企業を辞めて、リスクの高い戦略コンサル業界に飛び込んだ。おれよりも一足先に新たな世界に踏み出していたのだ。



新橋のなかなか予約が取れないサラリーマンで賑わう店で、おれは彼の勇敢な挑戦に負けじと、こう宣言した。



「おれは1日10人以上声をかけて、3年間で1万人以上ナンパする!そんで理想な女性を手に入れる!」



クリリンの真面目なチャレンジと比較するとなんとも滑稽に聞こえるが、おれは至って真剣だった。

彼はおれの言うことを面白がりながらも応援してくれた。1万人ナンパしたら本でも書けよな。そう言ってくれた。

久々の盟友との酒は実に楽しかった。最近ひとり酒が続いていたから尚更だ(笑)



そして、この「1日10人ナンパする」宣言が地蔵克服に思わぬ効果を発揮することになる。



つづく




【ナンパ用語解説】
■地蔵
ナンパ初心者が、いざ声かけをしようにもメンタルブロックがかかって、声かけができずお地蔵様のようにその場から動けなくなる様。



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